平成23年11月20日
人は、何万種の生物の中から犬と猫を選び、深い絆を結んで長い歴史を共にしてきました。彼らは、家族の一員として人を魅了し、喜びや癒しを与えてくれるばかりか、総ての種の命の大切さについても、教えてくれています。
しかし現実には、人とペットの関わりにおいて、様々な課題が存在し、必ずしも社会的な合意は形成されておりません。原因は犬や猫の存在そのものではなく、偏に私達飼育者のあり方と、周囲に対して理解を求める努力の不足にあります。
江戸川区南部地区ペットクラブ連絡会(現 江戸川区ペットクラブ連絡会)は、本日の講演会を機に、賛同者と共に、江戸川区のペット飼育者に次のメッセージを贈り、連帯して「約束」を守るように呼びかけます。
●人の子供達に「PTA」があるように、飼育者はペット達の「PTA」として、町会、自治会、マンション、公園等に「ペットクラブ」を組織し、又「飼い主のいない猫」達の「管理ボランティア」は互いに連携して協働し、飼育責任が果せるように努めます。
ペットクラブは、大災害の時、ペット救済の拠点となるでしょう。
●飼育者間の連帯化を推進すると同時に、区役所、環境財団、区議会、町会、自治会、管理組合、獣医師会、愛護団体、愛護推進員、関係業界等と提携して、動物愛護の施策を推進します。その願いは、ペットを通じて「生命尊重、友愛及び平和の情操」(動物愛管法)の気風を江戸川区に広く醸成し、共生の合意形成を図ることにあります。
●既に区が主宰し、当連絡会も参加している「ペットとの共生を考える南葛西懇談会」
(座長:丸山和美氏)の理念が、全区へ更に発展するよう努力します。
●江戸川区のペット飼育者に対し、連帯して飼育責任を果たすように、互いに誓い合う「約束」を、賛同して頂いた仲間と共に、提案致します。
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